海外子育てと日本語学習 ②

今回は「どうやって抵抗の山を越えるか」です。

子供の性格によって方法は違うと思いますが、私の場合は以下のような手段で乗り越えています(現在進行形)

  1. 同じ環境のお友達を作る。
  2. 英語の話せない同年代の子供との接触機会がを作る。
  3. 日本語のテレビや映画を見せる。
  4. 勉強と言う意識を持たせない。
  5. モチベーションを作る。

同じ環境のお友達を作る

毎日の生活のなかではこれが一番の助けになります。日本語を話す親だけの集いだと当然のことながら言語は日本語になります。自分の親以外から日本語で話掛けられる、また、同じ環境の子供と接することで、アイデンティティーの確立にもなります。うちの子の場合は男の子の友達のがキーでした。

英語の話せない同年代の子供との接触機会がを作る。

これはかなり重要です。大人がいくら教えても、こども同士の付き合いから吸収する言語のスピードにはかないません。数日小学校に通っただけで、こども子供らしいちょっとした表現を覚えて帰ってきました。

例えば「ねぇねぇ、これなあに?」なんて今まで使ったこともない表現を覚えて帰ってきました。

日本語のテレビや映画を見せる

我が家ではこれはあまり効果がありませんでした。というのも息子が見たいテレビ番組は戦いレンジャー系で、観賞後の興奮が激しく見せられませんでしたし、私が見てほしいと思う番組は一切興味を持ちませんでした。ディズニーの映画を日本語で見せたりもしましたが、「英語に切り替えてくれー」と激しく抗議され、長続きしませんでした。唯一気に入って見ていたのがドラえもんくらいです。

勉強と言う意識を持たせない。

何しろ私が日本語で話しかけることを意識し、絵本を読む際に「…ってどういう意味かわかる?」と聞いて理解度を確認しながら語彙を増やしています。少々込み入った内容の物語の場合は、英語で不足説明をしてあげています。意味が全くわからないで聞いているのはつまらないですからね。 しまじろうの勉強教材を取り寄せていたこともありましたが、歳相応の日本語能力が無いのであまり効果的ではなかったのと、勉強感覚になってしまうので、結局、絵本を取り寄せて読む方法に戻しました。

絵本は絵本ナビを使用して取り寄せていますが、年齢に合わせて自動選択される本だと難しすぎるので、私が全ての本を選択し直しています。キーポイントは男子系、コメディー系、アドベンチャー系。話が複雑過ぎても理解ができないし、単純過ぎると幼稚っぽくて興味が持てません。これが選ぶときに非常に苦労する点ですね。

ちなみに我が家のお気に入りはバムケロシリーズ、わんぱくだんシリーズ、そして最近発見した給食番長シリーズ、アブナイおふろやさんなどです。 感情にうったえる系は全く興味が無いです。これが男子なのでしょうか、それともうちの子の特徴なのでしょうか。

モチベーションを作る

日本語学習を究極に拒否した時期に「あなたのママは日本人で日本にも親戚がいるし、日本語を避けることはできないよ」と説明しました。当時6歳でその状況は理解出来たと思いますが、それが直接モチベーションにはなりません。

ともあれ、その後しぶしぶ日本語学校へ通うようになり、同じ環境のお友達ができました。お友達との繋がりから、その学校へ通うことが楽しいと思うことで日本語も吸収していると思います。

うちの子が通う学校は、日本語を第二の母国語として勉強するので、ゆっくりペースです。クラスメートのなかには先祖に日本人がいるのみで、ご両親とも全く日本語が話せないお友達もいます。

それでも日本語学校へ行くことをぼやくこともあります。しかし、息子が通う現地校のクラスメートのほとんどが二か国籍を持ち、土曜日に語学学校へ通っている子も少なくなく、自分だけではないと感じる点が大きな助けになっています。何で土曜日に学校経行かなきゃならないんだ、とボヤいた時は〜くんはアラブ語の学校へ行ってるでしょ、そこは一日らしいよ 。日本語学校は半日で良かったねー、などと言ってごまかしています。

更には日本へ年一度帰国し、日本の小学校や学童を体験させることにより、ロンドンへ戻った後、日本語を学ぶモチベーションのきっかけを作る様にしました。

まとめ

上記自分個人の体験から書きましたが、要するに日本語イコール楽しい体験と言う方程式をつくって上げるのが大切だと思います。

今通っている日本語学校の先生に言われたのは、男の子は10歳くらいになって急に興味を持ち始め、伸びるらしいです。同年代の女の子と比べると焦ってしまうことが多いのですが、その言葉を信じ、日本語への関心をその時期が来るまで繋いで上げたいと思っています。

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“海外子育てと日本語学習 ②” への 1 件のフィードバック

  1. Dear My Blogさん、Simple10です。
    色々な方のブログを拝見してますと、欧州に住んでいるいないに拘わらず、センスの良さを感じさせられてしまいます。
    まずは、そこに目が行ってしまいますね…内容よりも。
    でも、Dear My Blogさんの書かれている内容には、ついつい読んでしまう/読まされてしまう程の流れの良さがあります…文章とその構成に優れたものがあるんですね。

    そうですか、Londonにもう20年にもなるんですか…「長い」という言葉を超えているようにさえ感じてしまいます。
    中国にも20年近く、あるいは、それ以上も長く住んでいる方々もおられますが、何故か、奥様は日本で、中国にはお独りでという方々が少なくありませんね(^-^;

    事情は異なりますが、上海には日本語が出来る中国人が多数と言いたくなる程におります。
    勿論、日系企業や日本人を対象とした商売で働くために学んだという方々もおりますが、日本の漫画やアニメを切っ掛けとして日本語を学び始めたという人々も多いです。

    私は、冗談半分に、いずれ中国語には限界がくるので、そのうちに10数億の中国人達が英語を話すようになるんじゃないの、と中国人たちをからかうのですが、彼らも強気ですので、日本人がそのうちに中国語を話すようになるよと返してきます(^-^;

    私のかつての仕事仲間で、米国で高校⇒大学⇒会社と進んできた方が、日本人たちに、お前の日本語は変だと良くからかわれていました…かと言って、彼の米国人の仕事仲間に、英語が普通に出来るとは思われていなかったように思います…そりゃあ、彼の英語力は、私の遥か彼方でしたが、それでも英語の文化に溶け込みきれていない部分もあったのでしょうね。
    米国の郊外に住みますと、現地の人々に溶け込むことが簡単ではない環境になります。

    また、同じように米国の高校から始めて、コロンビア大学院でDr.を取得していた日本人の同僚がいましたが、プリンストン大学出身のDr.(米国人)に、彼の話す英語は完璧に近いが、書く方はまだまだと言われていました。

    まあ、こんな状況に置かれて、私の英語力は出来る出来ないのレベル未満だと思わされましたね(-_-;)

    まあ、そういうことで、バイリンガルやマルチリンガルに関して、どうのこうの言える立場にはないのですが、言葉と文化は直結していますので、言葉には深遠な要素があるのでしょうね。

    長々と失礼しました。

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